Hola!
ボリビアのサンタクルスからスクレという町に移動してきました。
高山病の症状を訴えているかわいそうなノリを横目に平然としているユキです。
図太い体に生まれてこれて、お父さんお母さんありがとおおおおお!!!とつくづく感謝です。
ノリの体調が早く良くなりますように(;;)
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2016年7月11日
コーヒーチェリーを摘み終わった私たち
コーヒー豆の状態にするまで約一週間ほど乾燥させる必要があります。
なので、その間の数日間にコーヒー豆の精製工場を見学させてもらうことができました。
ちなみに、Fazenda Norinho Brasil ですが…
廃材のレンガなどを使いコーヒーチェリーを各種類きれいに分けました。
たった三日間くらい天日干ししておいただけでも色が変わり、乾燥しているのがわかります(^^)
飲むのが楽しみだなぁ〜。
大好きなコーヒー豆に出会ってしまった
チオ(伯父)のコーヒー農園にお世話になっている間、毎日毎日世界トップレベルの美味しいコーヒーを頂いていた私ですが、特に気に入ったコーヒーの品種がありました。
それが《エレファントビーンズ》の異名を持つ“Maragogipeマラゴジッピ”という名のコーヒー。
なんでエレファントビーンズという名前を持っているかというと。
デカイんです。
何もかもがデカイんです。
まずは葉っぱ。
でーん。
す、すごい…。
三倍くらいはあるじゃないの。
左が一般的な大きさのコーヒーの葉っぱで右がマラゴジッピ。
続きまして、コーヒーチェリー。
でーん。
おおぉぉぉ…。
これも左が一般的なやつで、右がマラゴジッピ。
続きまして、コーヒービーンズ。
でーん。
デカイ…デカイよ!よっ!世界一っ!!
これは真ん中のが一般的な大きさのもので、一番上のがマラゴジッピ。
焙煎し終わった豆なんて1.5cmくらいあって、今まで私が見てきたコーヒー豆とは全然違うものでした。
このマラゴジッピというのが味もまぁ美味しくて素晴らしかった。
あまり数は多く採れないらしく希少なだけあって割高なんだって。
日本にも輸出してるらしいから、多少割高でもカフェをやるなら絶対にこの豆は使いたいなと思いました。
世界一周序盤でそんなコーヒー豆に出会えて幸せ♡
コーヒーチェリーは収穫し、5日間の天日干しを終えたら精製工場へと運ばれます。
大きなトラックに何トン(だったか忘れたけど)ものせて。
トラックから降ろされる瞬間は圧巻でした。
まさに宝の山。乾燥したコーヒーチェリーです。
この大きな大きなトラックに、私たちも30分ほどの距離を一緒に乗せさせてもらいました。
チオの粋な計らいです。
こんな大きなトラックに乗ったのも人生で初めて。
私もノリもアトラクション感覚でワクワクが止まりませんでした(*^^*)
この大きなトラック、農園内では一番大きくて新しいものらしくチア(伯母)に乗ったことを言うと
「いいなぁ、私もずっと乗りたい乗りたいって言ってるんだけどまだ乗れてないのよね」
とうらやましがられちゃいました。
チアかわいい。笑
コーヒーマスターに焙煎を学ぶ
また別の日、今度は焙煎の仕方を学ばさせていただきました。
これが多分一番重要なんじゃないのかな?
コーヒーは焙煎してから時間が経つと味の劣化が進みます。
本当に美味しいコーヒーをカフェで提供したいのなら焙煎をしっかりと学んで、そして自家焙煎したものを提供するのが一番いいんじゃないかと思います。
私たちの先生は、ノリと同い年のWelter(ウェルテー)。
この農園に10年間勤めていて、今では品質管理部門の責任者。
真面目で人当たりが良く腰の低い、それはそれは素敵なウェルテー。
一緒に工場見学をしていた時、おもむろに
「ユキ、ノリ、みかんいる?」
と聞かれたので、いる!と答えると…
木に登ってみかんを摘み始めました。笑
いい思い出です。笑
こんなお茶目な面もある(本人は純粋な親切心)ウェルテーですが
10年間真面目に勤務し続けただけあって、コーヒーマスター。
何を聞いても丁寧に答えてくれて、私たちの疑問をなくしてくれます。
焙煎機の使い方、豆の状態、タイミング、何から何まで丁寧に教えていただきました。
ウェルテーはポルトガル語しか話せないので、説明はすべてポルトガル語。
たまにわからない単語が出てきて私がハテナの顔をしていると違う簡単な表現をしてくれたりジェスチャーを交えてくれたりととても親切。
おかげでハテナはほぼほぼ解消できてたと思います。
真面目な顔して教えるウェルテーと、レッスンを受ける私。
こんな大きな立派な焙煎機で、いい豆を使って焙煎の練習ができるなんて…
なんて贅沢なんだ。
ネットで調べたんだけど、日本で焙煎のことを学ぶなら二日間のコースで3万円以上とか払ったりするんだって。
しかも数人に対して先生一人。
こんな、なんでもかんでも疑問に思ったことは聞いて、って環境じゃないんだろうな。
ありがたいなぁ。
ウェルテーも私たちがいるからって、私たちの相手をするのが仕事なわけじゃない。
私たちがいなくても、毎日仕事量が多く忙しいらしいウェルテー。
そんな中、私たちのために時間を割いて色々と教えてくれる…。
仕事をしていても何をしていても、私たちが声をかけると手を止め私たちの方に来てくれる。
嫌な顔一つせずとはこのことかと、心の底からすごいと思いました。
焙煎し終わった豆。
これがみんなが知ってる【コーヒー豆】?(^^)
豆の種類にもよるけど焙煎し終わったコーヒーはポップコーンのような、キャラメルのような、香ばしい香り。
大好きです。
香ばしい香りを嗅ぎながら想像する未来
“沖縄でカフェを開き、自家焙煎のコーヒーを提供する”
焙煎を学んでる間、近い将来帰国してノリの地元に住んでいる自分たちを想像していました。
毎日コーヒーを焙煎し、香ばしい匂いに包まれて仕事をする。
そこには私もいてノリもいて。家族もいて。
そのうち子供も授かったりなんかして
子供たちもお店の常連さんとかと仲良しで。
友だちがふらっとコーヒーを飲みに来てくれて。
お店で新しい出会いもあって。
地域の方達とたくさん知り合いになって。
何かあれば協力しあって助け合って。
いろんな方達とつながりを持てる。
私たちの作るコーヒーを通じて、輪が生まれる。
うわあああああああ。
だめだ、想像したら幸せすぎて興奮する。笑
チオのおかげで農園に来てからぼんやりだった私たちの“沖縄でカフェをやる”という夢が、確実に目標へと変わってきてます。
大手会社の方とのパイプができたり
コーヒーを一から学ばせてもらったり
チオの働きっぷりを見て尊敬を抱かずにはいられなくて
気持ちがもうカフェ一直線。
世界一周することに何か罪悪感を感じちゃうほど。
…するけどね。笑
そんなこんなで、コーヒー研修終盤です。
明日はノリが乾燥し終わったコーヒーチェリーの皮むき、それとカッピングについて書きます。
コーヒーネタばっかりで飽きたよ〜という方、それでもいつも見に来てくれてありがとうございます(;;)♡
もう少ししたら旅が再開、ボリビア編スタートしますのでお楽しみに(^o^)/
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