こんにちは♡ユキです!
ついにリオ五輪も終わりましたね。
海外にいてあまりテレビで観戦する機会もなかったですが、運のいいことにサッカーファイナルをリアルタイムで観ることができました!
チリの宿で観てたのですが、なぜかスタッフさんも欧米人のお客さんもみんなブラジルよりに応援してくれてました。
同じ南米ということで仲間意識が芽生えるのかなぁ?
ブラジルがドイツを下し、金メダルが決定した瞬間もらい泣きをこらえるのに必死でした(;;)
フリーキックからダイレクトにゴールを決めたのも死ぬほどカッコよかったし、最後のPKでゴールを決めた瞬間の泣き顔を見てネイマールのことがもっと好きになった私です!
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2016年8月12日
憧れの夜行列車に乗れないらしい。
なんでもこの先の線路が壊れていて?これより先に進めないのだそう。
うそん。
うそだと言って。
窓口の方へ戻ると、ホワイトボードに何か書かれているのに気づいた。

ここにそう書かれていたのか(;;)
せめて英語でも書くとかさ、そういう気遣いできないかな?(;;)
窓口のおっちゃんにチケットを見せると、何も言わずにチケット購入分のお金が返ってきた。
ただし謝罪の言葉はもちろんなし。
ハァ〜。
-3℃の中起きて準備してチェックアウトしてきたのになぁ…
憧れの夜行列車、乗りたかったなぁ〜。

ここでまた作戦を練りなおさなきゃいけない。
とりあえず暖をとらなきゃ。
マイナスの世界に、まともな防寒具を持っていない男女が二人。
チェックアウトしちゃったけど、もう一回お部屋に戻らせてもらえるように宿の人にお願いしよう。

しょんぼり
宿に戻ると、スタッフさんが鍵を開けてくれて
「no train?」
と温かく迎えてくれました。
無事お部屋に生還。ありがとうございます(;;)
さて、どうしようか?
列車が通常運転に戻るのはあさってなんだって。
それまでウユニで待っとく?
いや、さすがにそれはきつい。
ただでさえ予定してなかった5泊もして、ウユニはツアーに行くほかやることないし、寒いし、何よりもご飯に苦しんでたから早くボリビアを去りたかったのです。
朝になるとすぐにターミナルまで行って、国境の町ヴィジャソン行きのバスを調査。
するとその日の夜のうちにバスがあるのだそう。
「やったー!今日の夜出発できる!!!」
気になるお値段が80ボリ(1200円)。
列車が56ボリ(850円)だったので割高感はあったけど、もう迷わず購入。
一刻も早くボリビア(というかウユニ)を出たい。
そして夜。
予定より15分遅れでバスは到着。

なかなかのオンボロバスだけど、もう慣れたよ。
窓がきちんと閉まってリクライニングさえしてくれればOK。
と思ってたけどね…
全然OKじゃなかった(;;)
出発早々5分くらいで道路脇に停車するバス。
運転手さんがバスの修理を始めました。
乗客に故障したから待っててねーの一言はもちろんなし。
20分くらいで再出発したけど、そのさらに10分くらいしたらまた止まってしまいました。
今度は修理に時間がかかり、1時間後くらいにやっと再出発。
ウユニを出発して2時間くらいで、10kmくらいしか進んでなかったw
先が思いやられる〜。
ここウユニ発のバスでも立ち乗り制度があって、道中どんどん人を拾っていく運転手さん。
もう満席だというのに、まだ人を拾うひろう。
気づけば満席な上に通路も人でいっぱいに。
これ、長距離バスですよね?朝の通勤ラッシュのバスじゃないですよね?w
そしてインドヘナのおばちゃんが大荷物持って乗ってきたんだけどね。
通路に座りだした。ノリの真横でw
しかも消灯したら今度はね。
毛布にくるんで通路で横になって寝だした。ノリの真横でw
もう笑うしかないやろ〜w
長距離バスの通路で寝る?ふつう。
日本の常識が海外では通じないってこういうことを言うのかな?
ノリは
「おばちゃんが来たおかげでほんのりあったかいからグー!」
とか言ってたけどw
本当にグーなの?
そうそう、このウユニから国境の町までの道は悪路で有名らしい。
バスに乗るまでは
「実際みんな話盛りすぎやろー」
なんて思ってたんだけど…
甘かった(;;)
未舗装の道ってこんなにガタガタする?!ってくらい
ガタガタガタガタガタ
なんて表現したらいいんだろう。
足つぼのマッサージ機の上にずっと座ってる感じ。
スタバのお持ち帰り用カップのホットドリンクなんて絶対に飲めないかんじ。
出発してすぐ故障して止まるわ、インディヘナのおばちゃん隣で寝だすわ、ガタガタ道でお尻は浮くわ、何回乗っても刺激的なボリビアバス(^o^)
日本ってすごいんだなぁってしみじみ実感しちゃいます(;;)
そして朝、寒くて目が覚めました。
窓の外の景色を見ようとするけど、窓の内側が凍っていてよく見えない…
どんだけ寒いんだぁ〜!
ノリの持ってる神アプリ“MAPS ME”で現在地を見てみると、目的地のヴィジャソンまであと1時間ってとこかな?

寒いけどもうひと眠りしよう。
そう思った矢先…
バスが停まりました。
また故障かー?と思いきや、今回は運転手の人がスペイン語で何か乗客に向かって話しかけている。
あれっ、故障じゃない…
それに対して数人の乗客が反論しているようだ。
私が聞き取れたのは「bloqueio(ブロックされている)」と乗客の「俺たちは80ボリを払ったんだ」ということ。
詳しくはわからないけど
道がブロックされていてバスはこれ以上先に進めないそうです。
嘘でしょ?
だってこんな山中で、まだ目的地のヴィジャソンまで50kmくらいはある…
いやだいやだいやだ!!!
と、私が一人であがいたところでどうにもならず、乗客たちはスルスルとバスを降り始めてしまいました。
え〜…。
これからどうしよう。
とりあえずブログ用に写真を撮るノリ
(さすがに一眼を出すテンションはなく、iPhone撮影なので全部画像粗めです)


そしてとりあえず気持ちをどこかにぶつけたい女がここに一人。
ノリに何も言わずすかさず運転手のところに歩み寄ります。
「私たちは80ボリビアーノ払ったよ。目的地まで到着してない。ここで降ろされてどうやってヴィジャソンまで行けばいいの?お金返してください!」
私が文句を言いに行くと、一家を引き連れたお父さんも便乗して文句を言いに来ました。
行け行けお父さん!スペイン語でやっつけれ〜!

この不満そうな顔w
でも文句を言ったって、お金が返ってくるはずありません。だってここはボリビアだもの。
わかってたけど、それでもここから先は自力で行ってね〜ってあまりにも無責任じゃない?ってうっぷんは晴らしておきたかった。
結局「ブロックされてるんだからどうにもできない。返金もできない。俺たちバス会社に責任はない。」
と言って逃げられてしまいました。
うげ〜。まじかぁ〜…。
とりあえずこういう時は大勢がとる同じ行動を取るのがきっとベター。なのかな?
みんな自分たちの荷物をかついでどんどん先に進んでいくので、私たちも後に続くことにしました。
ちなみにこのブロックされているというのは、どうもストライキのことらしいです。
ちょうど1日前、ウユニツアーで一緒だったミカさんとさおりちゃんもスクレ行きのバスに乗ってストライキで手前のポトシという町で降ろされたってラインで言ってた。
その時は「えっめっちゃ大変そう!」なんて他人事のように言ってたけど、まさかその翌日に自分たちの身に同じことが降り掛かろうとは…w
そしてこのストライキの方法がなんともボリビアらしく?
木の枝やサボテンを倒して道の真ん中に置くだけというシンプルかつ原始的スタイル。

こんなの手でどけれそうだけどなぁ…
ストライキってなんやねん!
プリプリ怒りながら歩きます。
500mくらい進むとすぐに小さな商店のようなところに着きました。
みんなここに荷物を降ろして、何かを待っているみたい。
スペイン語で交わされる会話を盗み聞きしていると、ここから先にまたストライキポイントがあるらしく、そこまでタクシーで行って、またストライキポイントを歩いて、またタクシーに乗って目的地のヴィジャソンまで向かわないといけないらしい。
「めんどくさ。。。」
正直、最初からボリビアにあまりいい印象がなかった私でしたがこの時点でボリビアが大嫌いに!w
(ボリビアの人ごめんなさーい)
ちなみに大半はその場で待っていたんだけど、そこで待たずに歩いていこうというツワモノカップルもいました。
彼らはきっとトラブルとかイレギュラーな場面に何回も遭遇してきたのかな?
強い。強すぎます。
しばらく待っていると、一台のタクシーがやってきました。
肉に飛びつくハイエナのごとくタクシーに群がる若者たち。
完全に出遅れました。
けどタクシーが一台来たということは、きっと往復しているはず。
次のが来るまで待ってようね。
こういう時のノリは強いんだよね。
すぐに事実を受け止めてその時にできる最善策を考えます。
かたや私はそんなできた人間じゃないので、ひたすらイライラし続けますw
本当にイライラしていたかと言われると実はそうでもないんだけど、許したら負けみたいな変な意地があって、怒ったフリをしていました。
ノリになだめられながら待つ事30分。
今度は乗り合いワゴンのような車が到着しました。
今度は乗り遅れるかー!と、小走りでワゴンに向かいます。
私もハイエナになれました。
次のストライキスポットまで4kmほどらしく、15ボリを請求されたけど、もうこの際高いとか言ってられないのでこのワゴンに乗って行く事にしました。
ハァ〜。
4kmと言っていたけど、10kmくらいは走ったかな?
遠くの方にバスや車、それにトラックがたーくさん停まっているゾーンが見えてきました。
あ〜あれが次のストライキポイントね。。。
という結構手前で降ろされ、あそこまで歩いていけというのです。
「えっ!もっと近くまで連れて行ってもらっても良くないですか?!」
もう今日のユキさんは文句たれぶーぶーですw
仕方ないので、また重たい荷物をかついでひたすら歩きます。
中指も立てたくなりますよ!w

良い子は真似しないでね
中指を立てる私に爆笑するノリさん。
この頃になるとなんでだかわからないけど私も楽しくなってきました。
だってこんなこと、普通に日本で生活してたら絶対に経験できないことだもん!
ストライキって、なんのストライキやねん!
道路のストライキってなんやねん!
まぁストが起こったのは仕方ないとしよう。でもそこから自力でどうにかしろってありえないでしょ?!
しかもストライキの仕方!木の枝って!w
もうツッコミどころ多すぎてw

二人でボリビアをディスってるムービーを撮ったり、なんだかんだ楽しみながら進みます。
けどこれが遠い!!
遠くの方に見えてたストライキスポット、本当に遠かった…。

一緒にワゴンに乗ってたフランス人の若者たちと最初は話しながら一緒に歩いてたんだけど、気づけばものすごい差をつけられていました。
ハァ〜。
気持ち的には楽しくなってたけど、体は本当に辛くって。
だってここは標高3000m以上、ただでさえ重たいバックパックが肩にずっしりとのしかかります。
(重い…しんどい…もう嫌だ…)
あまりに重たそうにしてるからノリがバッグ持ってあげる!って何回も言ってくれたけど、ただでさえノリの荷物に重たいもの詰め込んでて私よりも重たいのに、さすがの私でもそこまでは甘えられない。
でもノリが励まし続けてくれていたので、なんとか止まることなく進むことができました。
時計も見てなかったからわからないけど、気持ち的には一時間近く歩いたと思う。
やっとストライキスポットに到着。

道端で途方に暮れている人が何人もいました。
中には引っ越し?!くらいの大荷物を持った、小さな子供二人を連れた若いお父さんとお母さんもいて、お母さんが小さい子供二人の手を引かないといけないからお父さんが限界まで荷物をかついでて本当にかわいそうだったな…
このストライキ、誰が得をしてるんだろう。
こんな最悪なところで足止めして、数人のタクシードライバーが得をするために何十人〜何百人もの人を困らせるの?
わからない。
商売下手なのか知らないけど、こうやって人を困らせてお金を得ようとしてたらいつまでたっても国は発展しないんじゃないの?なんて思った。
って、かなり上からw
タクシーが停まってるゾーンまであとちょっと!!!
するとタクシーの運転手が「タクシー?」と声をかけてきた。
どこに行っても「タクシー?」と聞かれると「ノー」というけど、この時ばかりは即答で「イエス!」
運転手さんは疲労困憊な私たちの顔を見るなり
「cansado?(疲れてる?)」
と聞いてきた。
「muy!(とても!)」
と答えると、あははははって笑ってた。
さてはストライキ慣れしてるなぁ?
「bloqueo, quien feliz?(ストライキで誰がハッピーなの?)」
と聞くと、少し悩んで運転手さんはこう答えた。
「mmm,,, minero?(鉱夫)」
本当かなぁ〜?
やっとタクシーまでたどり着いたーーー!!!
疲れた〜〜〜!!!
肩が痛すぎてもう歩けない。限界。
よく頑張ったと思う。
本当に人生で一番頑張った日だと言っても過言ではないんじゃないのか!
中学の時の曾ヶ岳登山よりも、高校のマラソン大会よりも、高校卒業してから働いたホテルでの20連勤よりも、何よりも疲れた。
これでやっと本来の目的地、ヴィジャソンに行けます。
ヴィジャソンまで一人10ボリ。
このストライキのせいで二人で50ボリ損しました。
日本円にすると750円と少額だけど、これで一人分の宿代にはなるし、なんか悔しい。
けど750円で一生にしなくてもいいような体験ができたって思うと安いもんかな?
ってポジティブに考え…れるかい!
アルゼンチンやチリの宿で一緒になった欧米人の子たちでこれからボリビアに行くんだ〜と言っていた人たちも、みんな一様にストライキのことを心配していました。
私たちが調べ不足だっただけで、これはもしかしたらボリビアで頻繁に起こることなのかもしれません。
陸路でボリビア間を国境越えしようとしている方へ。
バスのチケットを買うときにストライキが行われていないか確認してみましょう。
そしてボリビアーノ(ボリビア紙幣)は念のため最後の最後まで少し残しておくことをお勧めいたします。
とんでもないトラブルだったけど、自分たちの身に危険が及ぶようなトラブルじゃなくて本当に良かったです。
神様ありがとう。
これでようやくボリビアを抜け、アルゼンチンに入国することができます。
続きはまた明日♬
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