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アッサラーム!ユキです!
車での旅を始めてから一ヶ月と少しが経ちました!
寝る場所(駐車場)探しや、水場探し、外での調理なんかもなかなか慣れてきましたヽ( ´ ▽ ` )ノ
ナビ係もだいぶ慣れてきて、喧嘩も少なくなってきました!
昨日は公園で髪の毛を洗いました!屋外洗髪、だいぶ気持ちいです!
ハートもだんだんと強くなってきました。笑
そんな私たちはリアルタイムベルギーです( ˙꒳˙)
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2017.3.20
【エジプト】カイロ
********
サファリ名物の堀江ツアー
カイロ二日目
カイロにある日本人宿“サファリホテル”には、名物になりつつある、もしくはもはや名物の堀江ツアーというのがあります。
これはホテルが催行しているものではなく
ホテルの横のアパートに住んでいる堀江さんという日本人の方が個人的に行っているもの。
詳しいことはわからないけど、前に他の方のブログで読んだことがあってその存在は知っていました。
今日は予定もないし1日何しよっかなーと宿でフラフラしていると、レセプションに風変わりな日本人男性の姿が‥
あ。
この方、堀江さんだ。
だいぶ前にブログで写真を見たことがあったくらいだけど、それでも一瞬でわかってしまうくらい何かオーラを放っていた堀江さん。
「堀江さんですかー?ブログで見たことありますー!!」
というと
「あらやだ、はずかしっ♪」
と、なぜだかオネエ口調の堀江さん。笑
少しお話をしたら、運良く今日堀江ツアーを催行するというので私たちも一緒に連れて行ってもらうことに!!
なんというラッキーーーーーーー♪
堀江さん、海外好き大学生の男の子、女一人世界一周中のサキさん、今朝ケーキを買ってきてくださった山本さん、私たち二人、計6人でカイロの町を練り歩きます(`・∀・´)
歩き方だったりガイドブックに載っていないようなところに連れて行ってくれるのが堀江ツアーの魅力。
乗り合いバンに乗って最初にみんなでやってきたのはこのモスク。
ここ実はエジプトの紙幣(1ポンド札)に載ってるという
スルタン・カーイトバーイ・モスク。
扉は閉まっていて、私たちが近づいていくとわかってたかのように一人のおじさんがやってきて、笑顔で扉を開けてくれました。
そして出る時には当たり前のように
「バクシーシ♪」
と笑顔で言われました。笑
バクシーシとはイスラームの「喜捨」のことだそうです。
つまり、「経済的に余裕のある人が貧しい人にお金や物を与えるのは当然だ」という考えからきているもの。
バクシーシかぁ。えーい、しょうがない。
1ポンドほど渡してその場を後にしました。
綺麗〜っていうよりは、歴史がありそうな古いどっしりとした印象のモスクでした。
そのあとは、通称 “死者の町” へ。
この先にはたくさんのカラフルなお墓が並んでいました。
なんとなく写真は撮らないでおきました。
お墓のゾーンから出てくると、子供達発見!
近寄ってきました。笑
『写真撮って撮って〜!』
『写真見せて見せて〜!!』
子供は世界中どこに行っても無邪気だヽ( ´ ▽ ` )ノ
それにしてもこのローカルエリア。
異国感がすごい!
ちょっとお腹が空いたらローカル100%なお店に立ち寄ってサンドイッチを買ったり
「いつもここで瓶のコーラを飲むのがルーティンなんです♪」
っていうジュース屋さんに連れて行ってもらったり。
「このエリアはイスラムの方が住んでいて、ちょっと歩いたここからはキリスト教の方のエリアになるんだよ。」
と、堀江さん。
なんでわかるのかというと、頭上に答えが。
こういうモニュメントをかがげているのです!
イスラム教は三日月マーク。
(わかりにくいけど)キリスト教は十字架。
ここエジプトでは国民の90%がイスラム教。
残りの10%がエジプトキリスト教のコプト教徒なのだそうです。
でもやはりここではイスラム教が強い。
昔からキリスト教は迫害を受けていて、いつも追いやられる形になっていたんだって。
ひと昔前に豚インフルエンザが大流行した時に
「ほれ見たか!!」
と国をあげて大騒ぎになって(イスラム教は豚を食べません)
「やっぱり豚は悪の根源だ!」
と、国内の豚を全抹消したことがあるんだって。
そしたら豚がいつもは食べてくれていた生ゴミだったり
そういうものの処理が追いつかなくなって大変なことになったらしい。
結局また豚を連れてくることになって、だから今もエジプトに豚がいるんだって。
そんな話を聞くこともできました。
コプト教の方々が迫害を受けてきたことがわかる場所にいくこともできました。
それがガーベッジシティーと呼ばれるマンシェット・ナセルというところです。
文字どおりゴミの町でした。
堀江さんの意向で写真撮影はNG。
堀江さんが言わなくても、とても写真を撮るような気持ちにはなりませんでした。
そこにはたくさんのコプト教の方がゴミの分別をしていました。
建物いっぱいにゴミが山積みにされている。
そんな環境の中、男の人もいれば女の人もいる。
おじいさんもいれば、子供もたくさんいました。
みんな数え切れないくらいのハエにたかられながら必死にゴミの分別をしていました。
でも悲壮感を漂わせている人は一人もいませんでした。
堀江さんが一言話しかけると笑顔になり、古くからの友達のようにして握手をしたりほっぺにキスをしたりするのです。
こっちは綺麗な服を着て、綺麗な靴をはいて、突然集団でやってきた日本人。
そんな私たちを見ても
「見せ物じゃないわよ!!」
なんて言葉を発する人は一人もいなかったし、むしろみんなウェルカムと笑顔を見せてくれました。
昔から迫害を受け続けてきたエジプトのコプト教の方々。
こういったゴミの分別だったり、汚くて人の嫌がる仕事を与えられてきたそうです。
どんな肩身の狭い暮らしをしてきたんだろう。
でもだからこそ、ゴミにまみれたお仕事をしていても
自分たちの安心できる自分たちのエリアだからあんな笑顔で出迎えてくれたのかな。
こんな事実があるってこと、ただピラミッドを観光しに行っただけだったら絶対に知ることなんてできませんでした。
さらにコプト教の教会に連れて行ってもらうことができました。
外から見るとなんてことのないこの教会。
中に入ってみるとこの通り。
外からはでかでかと見えるように目立つ教会は作れないのでこうなったとか。
「これ何かの演劇ホールかなんかですか?」
って思わず聞いちゃったほど。
こんな形の教会は初めて見ました!
この地域にはこんな感じの教会がチラホラ。
コプト教の方たちがいかに必死に自分たちの宗教を守ってきたのかが伝わってきました。
イスラム教が悪い!って言ってるわけじゃないです!
だってマレーシアでも、インドでも、エジプトでも、トルコでも
私が今まで出会ってきたムスリムの方は本当に親切な方たちばかりだったから。
でも信じる力が強ければ強いほど、宗教×宗教の争いって複雑なものになるのかなって悲しい気持ちになった日でした。
考えさせられることばっかりだったけど、このツアーは本当に楽しかった!
理由はやっぱり堀江さんの人柄にありますヽ( ´ ▽ ` )ノ
道中、やたら現地の人と絡む堀江さん。
50メートルおきにエジプト人と話してるんじゃないのかな?ってくらい!
「堀江さん、今の知り合いですか?」
って聞いても
「ううん。今初めて会った人」
とはにかむのです(/ω\)
堀江さんが現地の方にたくさん話しかけたり逆も然り。
堀江さんは夏は甚平、冬は着物姿。
世界には民族衣装を着て生活するところがたくさんあるのに、日本は祭りのときくらいしか伝統の着物を着ない。
それがすごく寂しくて悲しいらしく、日本でももちろんのこと、ここエジプトでも和服で生活するのを貫いているんだって\(°Д° )/
現地の人にも大ウケであちこちで写真撮影を申し込まれていました!
↑ね?人々の視線が堀江さん一本!笑
堀江ツアーの本当の意図
堀江さんがいい雰囲気を先に作ってくれるから、私たちも現地の方とのふれあいがたくさんありました。
歩いていてジャパニーズと言うと
「おージャパーーン!アイラブユーオール!!」
「ウェルカム トゥ エジプト!」
って声をかけてくれる人が本当にたくさん!
エジプト人、全然うざくないです。
にこやかで親切な人、めっちゃ多いです。
ツアーを通してこう思ってもらうのが、堀江さんツアーの一番の目的なんだそうです。
よくエジプトに旅行に来て、キザのピラミッドだったりルクソールという観光地へ行ったり
そういうところだけを見て、騙さらたりぼったくられたりして
「エジプト人ウザい!最悪!エジプト大嫌い!」
って帰っていく人が少なくないんだって‥。
私たちも実際エジプト滞在中に会いました。そういう人。
その人はキザのピラミッドを見に行こうとして現地の人に
「チケット売り場はここから何キロも先だ」とかなんか言われて
タクシーに乗らされ、ツアーを組まされたり、それが結局全部ウソで
本当は払わなくてよかったものを、何千円も損したんだって。
そのほかにも道端のATMを使って、キャッシュカードが吸い込まれて
現地の人に助けを求めてもどうにもしてもらえなくて結局カードが戻ってこなかった…って。
その場では「わぁ、大変でしたね‥」
って話を聞いたけど、私ものりも同じことを感じていました。
それ、自業自得じゃないんですか?(^^;)
観光地に行く前にどういう手口の詐欺だったり犯罪が多いのかとか
どこに行けばチケットを買えるとか、事前に調べておけば防げたことやんねぇ‥。
ATMの件も、道端の無人のATMは使わず営業時間内の銀行のATMを使うとか
それも防げることだったんじゃ‥と。
なのに、エジプト最悪でしたーとかエジプト人ろくなやついないーとか
自分の注意不足が原因なのに(もちろんぼったくってくる人が一番悪いけど)
その一件で、その国をひとくくりにしなくてもいいのに…とは思っちゃいました。
そして堀江さんの思い。
確かに大きな観光名所付近には観光客からお金をふんどってやろうとする輩が多いみたい。
でもそれがエジプトの全てじゃないんだよ、って。
長年エジプトに住み続けて、エジプト人の人柄やいいところをたくさん知っている堀江さんだからこそ
一部分を見ただけで「いやなところだ」って帰って行かれるのが悲しいんだって。
だから堀江ツアーで多くの日本人をガイドブックに載ってないようなローカルなエリアに連れて行って、現地の方との触れ合いをたくさん持ってもらうようにしているのかな。
エジプトの人の生身の生活を知って、リアルに触れ合うことができてよかったです。
世界三大ウザい国などの先入観に惑わされて、色眼鏡で現地の人たちのことを見るのはやめましょう*
堀江さんは何者?
そんな堀江さん、そもそも何者なの?笑
後日、のりが堀江さんとゆっくりお話する機会があったそうです。(私は寝てました)
なぜ堀江さんはエジプトに住んでいるのか。
堀江さんはトランペット奏者です。
ミュージシャンを生業としています。
音大を出てから、どこかのオーケストラに就職したいとチャンスを求めて最初はドイツにいたんだって。
でもなかなか就職先が見つからず、何年か日本人経営のレストランで仕事をしていたのだそう。
大好きなトランペットを吹いてお金をいただく、好きなことをしながら生きて行くのが夢で、ずっとチャンスを探し求めていたのだそうです。
バリバリ仕事していた堀江さんは、社長に気に入られそこのお店のナンバーワンになった。
そしてある時その社長さんが「このお店、お前に譲る!」と言い出した同時期に
エジプトでのオーケストラの仕事の話が舞い込んできたのだそう。
そのドイツのレストランを受け継げば、月収100万円以上の収入が確実だったそうです。
一方トランペットのお仕事は月収当時のレートにして7万円(今はもっとレートが悪い)
月に手取り100万円もらえる仕事をするか
それとも月に7万円だけど、ずっと夢だった好きなトランペットを仕事にして生きて行く人生を送るのか。
堀江さんが選んだのは後者。
口で言うのは簡単だと思います。
「お金よりも夢だ」って。
でも実際に自分がその立場になった時に同じ選択ができるか・・・
多分無理だと思います。
多くの人が、大きなお金を目の前にしたら意思が揺らぐと思います。
のり伝いだけど、堀江さんのその話を聞いた時私は鳥肌が止まりませんでした!!
なんてカッコいい大人なんや・・・!!!
見た目はちょっと変態チックで
発言も9割が下ネタで変態チックで
本当にただの変態?って思ってたけど(笑)
本当はただのカッコいい大人でした(。>﹏<。)
世界には色んな人がいます。
日本に暮らしてるだけだったらきっと出会えなかったような生き方をしている人と、また旅中に出会えることができました。
本当に感謝です。
そんな変態だけどカッコいい堀江さんは、カイロのサファリホテルにいます。
隣に住んでます。
サファリに行けば大体会えます(´▽`)
私が宣伝するのもおかしな話かもしれませんが。笑
以上、私がお伝えしたいピラミッドだけじゃないカイロの魅力でした♪
ぜひ堀江さんに会いにサファリに行って、エジプトの良さを見て触れてしてきてください♪
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