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ムンバイで列車のチケットに翻弄されるユキとのり。
前回のつづき
「いやだ、私死にたくない!!」
私の中の本能がそう叫んだので
潔くリクシャーでいくことにしました。
あぁー、1日に二回もリクシャー使うことになるとは‥
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2017.2.25
【インド】ムンバイ
********
ぼったくられたのかな?
で、何台かと交渉するも
「え、この駅に行きたいの?無理だよ、タクシーで行きな」
「なに、南の駅に行きたい?あそこはリクシャーでは行けないんだよ、タクシー捕まえな」
って(´;ω;`)
なんでだか理由はわからないけど(遠すぎるからかな?)
リクシャーでは行ってくれないみたい。
仕方なくタクシーを捕まえ、メーターであることを確認。
相場がわからないので、交渉だとぼられる可能性大。
メーターを動かしてもらい、18キロ先の駅まで連れて行ってもらいました。
はぁー、なんかもう既にヘトヘト。
ん?
なんかメーターおかしくない?
心の中で「いち、に、さん、し‥」って数えてたんだけど
6秒ごとにメーターが上がる!
結局18キロの道のりに430ルピーしました!!
くそぉ、あのメーターきっと改造メーターだったに違いないε=(ノ_ _)ノ
でも実際のところどうかはわからない。
後々ネットで相場を調べたら5キロで100ルピーってかいてあった。
ムンバイは大都市だから他の都市より割高なのかもしれないね。
東京ではタクシー初乗り700円とかなのに
沖縄では500円くらいだもんね。
そういうことなのかも。
うん、そういうことにしておこう。
よし、駅に着いた!
さっさとジョードプル行きのチケットを買ってカフェにでも入ってのんびりしよう!
「ジョードプル行きのチケットください!!」
「ジョードプル行き?今日の分は全部満席よ。」
・・・・・・・・・
・・・・・・・・・
・・・・・・・・・
ちーん。
本当にちーん。
どうしよう、ちーん。
明日になったら空きがあるよって言ってたけど
ムンバイはインド1ホテルが高い町。
それにジョードプルでの宿も取ってしまっているので
ムンバイに一泊するのは、もちろんなし。
電車が二つの駅をはしごしてもダメだったってことは
残る道は一つ。
バスしかない!!
そうと決まったらバスのチケットを売っているオフィス探し!!
ここムンバイ、インドの最大都市だというのに
駅の近くにツーリストインフォメーションらしきものすらないのはなぜ(´;∀;`)
普通にしてるだけでも暑い初夏のインド
15キロのバックパックと7キロのサブバッグを背負った私たちの体力を容赦なく奪いにかかってきます(;;)
歩けど歩けど見つからないバスチケット。
そこらへんのおじさんに何人かに
「ツアーオフィスとか知ってますか?」って聞いてみるも
「ええっと‥ここ真っすぐ行って右曲がったとこにあるかなぁ‥?」
「ありがとう!」
って実際そこ行ってみると全く何もなかったり!笑
インド人って本当に「知らない」とは言わないんだね!
これは期待を裏切りませんでした(´▽`)
ツアー会社は見つからなかったけど
マップスミー(オフラインマップ)を見てると
“tourist information”(観光案内所)の文字を発見!!!
よっしゃーーー!!!
ここに行けば情報をゲットできるーーー!!!
って意気揚々歩いて行ったのに、それらしき建物何もなし!!
何でやねん!!(;;)
私も日陰で寝てるこのワンコといっしょにゴロンってしたい(;;)
お手上げ状態になった私たちは
一泊1万円くらいはしそうな上等なホテルに入って
フロントの人に聞いてみることにしました。
「あのぉ、この辺でツーリストオフィスみたいなところってないんですか‥?」
そう聞くと、ツアー会社みたいなものはわからないけどって言った上で
「こちらでチケットを探しましょうか?」
と申し出てくれました。
あんな綺麗なホテルなのに、こんな小汚いバックパッカーの私たちにも親切に対応してくれました。
しばらくどこかに電話したり、ネットで調べたりしてくれて
「今日のジョードプル行きのバスだと、一人2,000ルピーで手配することができますよ。」
と言ってくれました。
2,000ルピー‥3,200円くらいか‥
ちょっと高すぎるな(;;)
せっかく親切に手助けしてくれたけど、
ここはもしも本当に何も見つからなかった時の最終手段として残しておくことにしよう。
丁重にお礼を言って、その上等ホテルを後にしました。
インド人の優しさに心救われる(;;)
そのあともあっち行ったりこっち行ったり人に聞いたりしたけど
バスチケットが売ってるようなツアー会社なんて全然見つからない。
どうしてこんな大都市にツアー会社の一つもないんやーーー!!!
もう無理(´;ω;`)
朝7時からずっと歩き回って、気づけばもう13時を過ぎていた。
暑いし、荷物は重いし、お腹すいたし、荷物は重いし、荷物は重いし‥
こういう時は私を励まし続けてくれるのがのりです。
自分も辛いけど、でも「ユキがんばれー!」って励ましてくれるんです。
のりってそういう人なんです(´;ω;`)
でももれなく体力ない+根性もない私が弱音を吐き始めると
のりも限界が近いのか、休憩しよう!とバーガーキングに入りました。
wi-fiの文字もあったし、ネットを使って情報収集しよう!って。
スポンサーリンク ふはぁぁ〜〜〜やっと座れる‥! と言ってもバーガーキングなんぞ高いお店でご飯を食べるわけにはいきません。 のりはソフトクリームを、私はフローズンドリンクだけを頼んでしばしの休憩。 クーラーと冷たい飲み物に生き返るー。 そうだ、wi-fi、wi-fi‥ つなげようとしたら、インド国内の電話番号が必要なタイプで繋げれませんでした(´;ω;`)
どうして‥ なぜ‥ なんで‥ 何ゆえ‥ 今日はこんなに何もかもがうまくいかないのだ‥ 「パタッ。」 こういう日ってあるよね。 何もかもがうまくいかない日。 これは今日ジョードプルに行くなってことかな? 二人ともヘトヘトだし潔くムンバイに泊まった方がいいのかな‥ でもジョードプルの宿は予約しちゃってるんだよね‥ そうすると一泊分も損するし、うーん。 さっきの親切な上等ホテルにお願いして2,000ルピーでバスチケットを買うか‥ うーん、もうわからん。 疲れすぎて頭がうまくまわらん。 考えるのも疲れたね。 あまりにも疲れて10分くらい無言が続きました。 最初に口を開いたのはのり。 「ユキちょっと一人で待っとける?」 「俺一人で探してくるよ!」 いいの? 申し訳なかったけど、二人でまた荷物を担いでヘロヘロになりながら探しまわるよりも 私がここで荷物番をして、のり一人身軽で探し回ってもらった方が効率はいいなと思ったし そうお願いすることにしました。(最初からそうすればよかった 笑) 40分〜50分経っても帰ってこなかったあたりから不安になってきました。 いつも二人で行動してると、離れた時にすぐに不安になってしまいます。 こんな真昼間の、こんな大都会で何かが起こるわけがないと思いつつ それでも、騙されて変なオフィスに入っちゃって出てこれなくなってたりしてないかな‥ とか、今まで読んだ他の人のインド旅行記のトラブル場面が頭の中で再生されていく‥ のりは人当たりがいいし賢いから大丈夫と思うけど‥大丈夫かな。 心配でソワソワソワソワしていると のりが帰ってきた!!! よかった‥ しかも笑顔だ!
「ユキ〜!ツアー会社見つかったよ〜!ジョードプルまで1,500ルピー(2,400円)だって!」 「まじかぁ!!」 無事だった上に、バスチケットを買える場所まで見つけてきてくれた!!!
「わーーーん、のりちゃんありがとーーー」 嬉しくて嬉しくて やっとこのチケット探しの旅から解放されるのが嬉しすぎて!笑 電車だと500ルピー(800円)くらいで行けるので要するに3倍の値段がするわけだけど でもさっきのホテルの2,000ルピーよりもだいぶ安いしそこで買おう! やっとこさバスのチケットを買うことができました。 一人1,500ルピー(2,400円)。 二人で3,000ルピー(4,800円)。 決して安くはないけど、二人ともよく頑張りましたヽ( ´ ▽ ` )ノ そこのツアー会社に荷物を置かせてもらって、ご飯を食べに行きました。 少しだけ贅沢にレストランで。。。 のりは色んな種類のカレーが入ったタリー。
ユキは南インド料理のドーサ(だったかな?)
背中とくっつきそうだったお腹が満たされていく〜‥ていうか辛い。笑 南インドの料理、めっちゃ辛い( ˙꒳˙) 味はとても美味しいんだけど辛すぎて ふつうに食べれない。笑 今日は本当に疲れたけど ミッションをクリアした達成感でいっぱい。 街を歩いているとラッシー屋さんを発見!
一個20ルピー(32円) なんだかすっごく魅力的で吸い込まれるように頼んでみると‥
これがびっくりするくらい美味しい!!!
ラッシーってこんなに美味しいんだね!! フルーツラッシーよりもこのプレーンのが絶対美味しいやん!! ラッシーは冷たくて甘くて、このコップの上に乗っかってるクリームチーズみたいなやつがマッチしててめちゃくちゃ美味しい!!(何回美味しいって言うん?笑) レストランやカフェで飲むやつより 絶対屋台で売ってるやつの方が美味しいと確信しました(`・ω・´) ふぅ〜。 チケットも買えたし、ご飯も食べて、冷たくて美味しいラッシーも飲めた。 肩の荷が全部降りた。 あとはバス乗り場まで電車で移動してバスに乗ってジョードプルに連れて行ってもらうだけ。 世界一周旅ってただ遊んでるだけなんだけど 楽なことばかりじゃないね いつもは他の人のブログを頼りにしたり 他の人が通った同じ道をたどることが多い。 でも事前に情報がない状態だと、ただ町を移動するだけでもこんなに大変でした。 旅がまだポピュラーじゃなかったり、情報もなくwi-fiなんてものもなかった昔の旅人さんはどんな大変な思いをしていたんだろう。 日本みたいな先進国出身者なら誰でも世界一周なんて簡単にできちゃう時代になったけど それはやっぱり情報量の多さも関係してるんじゃないのかな。 「〇〇から〇〇 移動」とかちょっとググると大量の情報が出てくるもんね。 いい時代に生まれたなぁ。 その分旅のロマンみたいなやつは昔に比べたら小さいんだろうけど。 今まで旅をしてたくさん情報を残してきてくれた旅人さんたちにただただ感謝感謝です。 それにしてもこんなに苦労すると いつでも帰る場所がある日本での日常が恋しくなってきます。 毎日知らない場所に行って 知らない景色に出会って 新しい人との出会いもあって そんな刺激的な毎日も楽しいけれど “ただ帰る家がある。” それだけのことが、日本では当たり前すぎてなんとも思わなかったことが ものすごくありがたい事だったんだなって旅に出て気づきました。 生まれた時からそのありがたさに気づかせないくらい当たり前のように その帰る家を守ってきてくれたのは私たちの親なんだね 穏やかな日常が眩しく感じ始めてきたこの頃 色んな感謝の気持ちが芽生えていたこの頃 そんなことは言いつつもまだまだ旅を続けちゃうんだけどね。 間違いなく今日はインドで一番ハードな1日になりました。 言うまでもなくバスでは二人して爆睡中の大爆睡。 トイレ休憩でトイレにもいかなかったほど。 予想よりもずっと高い運賃になったけど、横になって疲れが少しでも取れたからよかったのかな。 のりも私もお疲れさまでしたヽ( ´ ▽ ` )ノ いつも応援してくれてありがとうございます♡ 最後まで読んでいただきありがとうございました♡ スポンサーリンク 最新情報をお届けします Twitter で旅するにこいち @夫婦世界一周(完)をフォローしよう!
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