【車で往復8000km超え？！】ブリスベン〜ウルル　ラウンド⑤日目〜後編〜

完全に止まった車の中で
Yukiは初めてのハプニングに足がガクガク震え
この状況に怯えていた

テンパるYuki
エンジンが止まった車
Yukiは何回もエンジンを再びかけようと
エンジンキーを回そうとするが
鍵が固まって回らない

Yukiは焦りながらも
『Nori車押してぇ‼︎ここから脱出しようよぉ‼︎』と言った

ムービーを撮ったりして
ふざけてる僕に苛立ちもあったに違いない
いつになく強い言葉を僕に投げかけた

僕はGoproを後部座席に置き
車のギアを”N(ニュートラル)”にして
押したるぞぉ〜っと思って
車のギアを確認したら(ドライブ)”に入ったままだったのに気づいた
エンジンがかからなかったのはこれのせいか？？

とりあえず
ギアを”P(パーキング)”になおして
もう一度エンジンキーを回しエンジンをかけてみる
イェ〜イ‼︎w

奇跡的にエンジンがかかった‼︎
水たまりの真ん中でエンジンがかかった奇跡
本来ならかからないはず。。。でしょ？w

奇跡なのか？

車は走り出し無事に水たまりゾーンを抜けることができたぁ
水たまりの先に、二台の車が止まっていた
何かしらのアクシデントがあったのか？
旅は面白いもので同じ道を走行している車は仲間のように感じる
何かあったら助けたくなる
彼らも同じ水たまりに挑んだ同士だ
シャイな僕たちも躊躇することなく話しかけた

けど。。w
逆に心配されたw
車のボンネットを開けて水を拭き取るよう言われて
車をドライの状態にする
エンジンがかかれば問題ない‼︎
これからの道のりまたいつ大きな水たまりがあるかわからん
俺らと一緒に来い‼︎

旅は仲間意識半端ないぞ‼︎

車体の高い白い車が先頭を行き
間にスポーツタイプの赤い車が走る
そして僕らは一番後ろで彼らについていく

そして大小それぞれの水たまりを発見したら
まずスピードを落とし
車体の高い白い車が先頭を走り水を両サイドにかき分ける
そのかき分けたタイミングで間の赤い車がさらに水かさが下がった水をかき分ける
そして水かさがかなり減った状態になった水たまりの中央を僕らの車が通るという
なんとも言えない素敵な連携プレイ‼︎

何が何だかわからず
追走していた僕らは
最初の水たまりを突破した時に全てを悟った
そして、前方を走る赤い車の運転席の窓からガッツポーズが見えた
僕もすぐに腕をだした‼︎
なんだこの心の奥底からこみ上げてくる喜びと安心感はぁ。。。
この旅始まって以来の興奮を覚えた

彼らがいればどんな水たまりも怖くない
ノーザンテリトリーも怖くない‼︎
どんな敵でもかかってこい‼︎
この旅始まって初めて仲間ができた
このタイミングで素敵な仲間と巡り会えたのも奇跡
赤い車さんもなんと今日アリススプリングスまで向かう予定らしい

何かあったら助け合える
そう彼は言ってアリススプリングスまで一緒に行こうと
僕たちを先導してずっと前を走ってくれた
なんとも頼もしい。。‼︎

途中どこだかわからない岩がたくさんあるところに連れて行ってくれた
なんだここはぁ。。。w