はいさ〜い♪
ユキが世界一周を夢見た時
思い浮かべていたのは「ウユニ塩湖」や「マチュピチュ」でもなく
ギリシャにある「サントリーニ島」でした
明日僕らは「サントリーニ島」へ行きます
なんだかんだ夢が叶っている日々
幸せ以外の何物でもない
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カンボジアでやりたいことがあった。
それが「ボランティア」
旅人の僕らでもできそうなボランティアを探して
ようやく見つけた日本語学校のボランティア
午前の英語の部が終わって

待ちに待った午後の部・日本語を教える時間がやってきた
前回までの話はこちらから宜しくです↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
「カンボジアで日本語教師のボランティアを三日でやめた理由①」
午後の学習の始まり
ここに通う子供達はどんな日本語を覚えてるのかな?
日本語は好きかな?
どんな授業をしてるかな?
期待と期待で胸がたくさん
ノリとユキはウキウキ。ソワソワ

午後の授業の始まりを知らせるベルが鳴った(ジリジリジリ〜)
そこらで遊んでる子供達もそれぞれの教室に駆け込むように入っていく
僕らはどこの部屋に入ればいいのかな?
初日なのに僕たちに指示するはずの校長先生がいない・・・どうしよう。
そう思っていた時に
この学校のボランティアを始めて二ヶ月ほど経つ
大ベテランの日本人のナベさんがやってきた。
「宜しくお願いしま〜す(そういえばもう一人ボランティアの方がいるときてたな〜。この人か!)」
白髪混ざりの短髪で、和柄の服を身にまといキリッとした目をしてるナベさん。
貫禄がある。お歳は50代かな〜
そう思った。
僕らはナベさんの指示で
ユキは女の子が三人いるクラスへ(中級クラス)
僕はナベさんのクラスのお手伝い(初級クラス)
二人別々のクラスへ
始めての日本語の授業
ナベさんが教室へ入ると
十人ほどの生徒が起立をして
決まった号令でご挨拶(もちろん日本語で)
生徒たち「こんにちはーせんせい〜♪おげんきですか?」
ナベさん「はい、元気です。みなさんは元気ですか?」
生徒たち「はい。げんきです♪」
ナベさん「それでは座ってください」
「あぁ〜なんかこれ学校っぽ〜い。いいな〜俺もやりたいな〜w」(憧れ)
授業が始まります。
今日の授業は「ひらがなの書き順」(”今日は”というよりも”今日も”だった)

みんな前に出てマジックペンでひらがなをあ行から書いていきます
僕の仕事はみんなの書き順が間違えてないのかチェックすること
午前の部の英語とは違いちょっとレベルが低い様子
でも子供達は”きゃっきゃっ”しながら書き書き
子供達はおしゃべりしたり
隣の友達のちょっかいかけたり
ゲラゲラ笑いながら
走り回ったりする子もいた。
そこでナベさんのゲキが飛ぶ
『おい!お前らふざけるな!』
「えっぇぇぇええええ〜w(きびしぃ〜い)」
ナベさんのゲキは止まらない
「ノートを開け!」
「ちゃんとやれ!」
「席を立つな!」
「走り回るなぁ!」
子供達はそれに反抗するように教室の電気を消したり
教室の外へ逃げたりした
反抗する子供たち・・・
「えっ学級崩壊?」w(初日にして大丈夫?)
僕は生徒たちの書き順を見なきゃいけないけど
そんな場合じゃないぐらいナベさんの言葉遣いが気になってしょうがない・・
日本語を学ぶ生徒たちには聞いて欲しくない
どえらい日本語の数々がナベさんの口からドバドバ出てくる
(ちょっと待ってよ・・・)
「そんなんじゃ日本語も日本人も嫌いになっちゃうじゃん(正直そう思った)」
この学校が始まってから
もう3年以上経つ、生徒はほとんど変わっていないらしい
日本の学校とは違いここの学校には進級制度はない
レベルの進級はあるけどね
三年間も勉強しているのに「ひらがなの書き順」をしているの??(子供の時間がもったいないょ)
僕らがボランティアする前に聞いた、感銘を受けた校長の言葉
「お金がなくて学校に通うことのできない子供たちのために、無償で学べる学校があったらいいな。」
これは僕らの心を揺さぶるのに十分な言葉だった・・
しかも日本語ガイドは英語や他の言葉に比べても給料がいいからこそ学んでもらっている
なら、ガイドができるほどの語学力を身につけてほしいはずなのに・・・3年間「ひらがなの書き順」??
あまりにも、理想とかけ離れすぎて頭がついていかない・・・泣
ナベさんのゲキがとび、
それに対して子供たちが反抗して。
授業にならない状態で授業終了のベルが鳴った。(ジリジリジリ〜)
一体どうなってるのこの学校・・・?
初日だし・・口出しできないし・・(僕の心の声)
とりあえずユキのクラスの話を聞こう
と、ユキの元へ話しに行くと
ユキも俺と同じようなビックリした顔で教室から出てきた
「どうしたん??」
「えっ・・ん〜ん。」
ともじもじするユキの話を聞くと
校長先生が始まる前に来て
校長「好きに話してください」と一言
それ以外は何も言わずどっかに行ってしまったのだと
僕はてっきり日本語担当の校長と一緒にユキが授業をしていたのかと思っていた
けど、初日なのに一人で頑張っていたのか
ホワイトボードには

と、書かれてた
ユキの苦悩を感じた
「よく頑張ったぞ!ユキ」
お互いの思いを十分に伝えきれぬまま2回目の授業のベルが鳴った
第二ラウンドスタート
生徒は少し違っていた。帰った子もいるらしい
教室に入り挨拶を始めようとした時
ナベさんからの提案でこの時間の授業を担当してみたら?と、声をかけられた
「頼まれごとは試されごと」っという言葉が好きな僕は間髪入れず「喜んで!」と返答した
先ほどやりたかった
「こんにちはーせんせい〜♪」のくだりをこんなにも早くできるなんてw
有難い
が、問題はここからだった
好きなようにやっていいよって言われても
授業内容は変えられない
「ひらがなの書き順」
三年間もひらがなの書き順をしている子供たちが可哀想すぎて
どうにかしたいという気持ちが先行してしまい
そのまま黙って授業をしとけばよかったものを僕はついつい口を出してしまったのだ(つい言葉に出てしまうタイプ)
「初日の僕が言うのも失礼かと思いますが・・・ナベさんが来て二ヶ月もひらがなの授業をされてるんですよね?」
「お一つだけお聞きしたいのですが」
「子供達は、何のために書き順を覚えているのかわかってますか?何のために書き順を教えているか分かってると思いますか?・・・・今から僕が授業をするのであれば、まず子供達に書き順の大切さを理解してもらった上で今週末に今週の授業で習った、ひらがなの書き順のテストをやらせてもらいたいです。」
(3年間ひらがなだけは可哀想すぎる・・子供ならましてや6〜9歳の子供くらいなら大人が想像もしない速さで語学を覚えることができるはずなのに・・・その時期にこんなことを・・)
ナベさんの答えはこうだった
ナベさん「自分で伝えてくれ」
「いや、待ってください。英語ならまだしも僕はここの言葉をしゃべれません」
ナベさん「私もしゃべれないし校長しか意思疎通はできない」
「じゃあどうやって今まで授業を・・・」
と、始まり。結構な討論を繰り広げたあげく
大人なナベさんが校長を探しに教室を出て行ってくれた
僕も頑固だ!(ナベさんには申し訳ない)
生徒たちに授業の意図を伝えるまでは授業を始めたくない(逆になぜ伝えずに授業をしていたのか)
生徒たちも空気を読んだかのように先ほどまで騒がしかったのが嘘かのように静か
ナベさんが電話したりして校長を呼び出してくれた。(あなたが担当のクラスなのに?どこに行っていたの?)
校長は僕の意図を生徒たちに通訳してくた
校長の言葉だからかわからないけど生徒たちの返事のレスポンスもよく
理解したような表情の子供達
なんだか僕も嬉しい!!
でも金曜日にはテストするからね〜w
ってという発言に、定番の生徒からの「えぇぇぇ〜!!」をもらい満足w
それから僕の初めての授業が始まった
昔、僕が中学生だった頃
僕は体育の先生になりたかった
生徒と正面で向き合って成長を手助けする仕事をしたかった
なんとなくだけど夢が叶ってる気がした
ナベさん曰く
今まで授業に参加しなかった生徒まで
参加していた良い授業ができたらしい
隣の教室で授業をしていたユキも僕らの教室の声が響いていたらしく
楽しくやっているな〜っと羨ましかったらしいw
「やったね!!」
勝手に考えて勝手に行動した授業内容が
実は子供達にとっては新鮮でうけたみたいだ
帰るとき生徒みんなが僕にハイタッチして帰ってくれた

記念写真を撮ってくれた子もたくさんいた


初日なのに僕の勝手な行動に
大人の対応をしてくださったナベさんにいろんな意味を込めて
「今日はありがとうございました。勉強になりました!明日もよろしくお願いします!」
と言った。
そしたらナベさんが「ちょっと一緒に飲まないか?」と誘ってくれた
ナベさんがここに2ヶ月もいる理由
今この学校の現状・・・
問題・・・
居酒屋でありえない話の数々を聞くことになる
続く
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初めまして。
メデジン在住の日本語教師、かおりと申します。
3年間ひらがなの書き順、というのを拝見し、
びっくりしてコメントさせていただきました。
もうボランティアをされていないとのことなので
お役に立たないかもしれませんが、
ちょっとだけアドバイスをさせていただくと、
1.小学生ぐらいの子どもに語学を教える際は
読み書きよりも聞くこと、話すことを中心に
「言語」を通してその国の文化に親しんでもらうことに重点をおく。
かるたなどのゲームや歌など子どもが遊びながら学べるように工夫する。
2.大人も子どももひらがな、カタカナはできるだけ短期集中でいれる
今週は「あいうえお」、来週は「かきくけこ」、のように
ゆっくり教えすぎるとどんどん前に覚えた行を忘れていき、
いつまでも覚えられない
ちなみに私が今教えている10歳の女の子は週1回、
1時間半の授業で、ひらがな2週間、カタカナ1週間で
習得していますし、大学のコースもひらがな、カタカナに
1ヶ月以上かけることはありません。
かおりさん
初めまして。山田智之です
僕らもメデジンのシュハリでお世話になった時
かおりさんの存在をゆうすけさんから聞き。
会いたいと思っていたんですがタイミングが合わなく会えずにいました(勝手ながら)
まさかこういった形で接点が生まれたことにびっくりと喜びを感じてます
丁寧なメッセージありがとうございます!
3年間ひらがなの書き順をやっている・・・
僕が聞いた話では「”あ”から”ん”」まで教えたら
また「”あ”から”ん”」を教えるルーティーンのように感じました
かおりさんがアドバイスしてくださった
1、ゲーム形式で遊びを加えながら日本語に触れ合う考え
(例えばカルタとかを作って、カルタの枚数を競うなど・・・)
2、まさにそれなのだと思います
学習に意味もわからずず〜っと退屈な授業をしてるように子供達が感じてると思いました
いつまでも覚えられない・・・
話を聞いていると子供達の顔が頭に出てきて涙が出そうです
ひらがなカタカナに一ヶ月かかることはない
僕が参加した学校の生徒もそうあってほしい
子供の大切な時間を奪わないでほしいと強く思います
かおりさんから素敵なアドバイスをもらえてすごく嬉しいです
これから旅の中で機会があれば
アドバイスをもとにチャレンジしてみたいと思います!
本当にありがとうございます!!