なぜ世界が旅人に優しいのか、わかった気がした

Ola〜、ユキです！

私たちは、世界中でたっくさんのおもてなしを受けてきました。

現地の人にしても、その国在住の日本人の方にしても。

 

現地の方とお話をして仲良くなったり

もしくは困っているところを助けていただいたり。

こちらが何かをお礼する立場なのに、逆にさらに何かをご馳走していただいたり

そういった温かい経験を何度もしてきました。

 

駐在の日本人の方には、ブログの方に

「近くに来たら我が家に泊まっていってください」

とお声をかけていただいたこともありました。

人との出会いが大好きな私たちは、図々しくも本当にお邪魔させていただいたことが何回かあります。

 

泊まらせていただくだけでもありがたいのに

温かい家庭料理をご馳走になったり、プレゼントをいただいたり。

どうしてここまでしてくれるんだろう

どうやったらそんなに人に優しくできるんだろう

いつも不思議で仕方がなかった。

 

いただいてばかりで心に感謝という感情が溢れ出して

それが涙となって流れてくる。

そんな経験を私たちは日本で感じたことがあまりありませんでした。

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

「なぜそんなにも旅人の私たちに親切にしてくれるのか」

その答えのなさそうな疑問の、あまりにもシンプルな答えをわかる機会が最近あったのでお話させてください。

 

それは帰国してから沖縄で暮らし始めて4ヶ月が経った先日。

最近お友達になった“ミキさん”から連絡を受けました。

 

ミキさん「外国人のカップルを車で拾ったんだけど、会いに来ない？」

 

雨の降る国道を傘もささず歩いていたバックパッカーを車でピックアップしたとのこと。

話を聞いてみると、日本全国テントを張って生活しながら旅をしていると。

その日は雨が降っていて、暖冬の沖縄といえど夜はまだ肌寒い。

心配になったミキさんが家に連れてきたということだったのです。

 

ミキさんの行動力がすごい！ただただびっくりでした。

 

そして旅人同士話が合うのでは？と思ったらしく

よかったらお話しに来ない？とお誘いをいただきました。

 

ミキさんが連れてきたのはドイツ人のバックパッカー。

 

世界旅をしてきといてナンですが…

私たちはアホみたいに人見知りです。（外国人見知り）

会えば英語で話をしなくてはいけません。

がっつりの英会話です。（気が重い）

 

行こう！

「Welcome to Japan!」を言いに行こう！

「Thank you for coming to Okinawa」

も付け加えれたらさらに最高！

 

世界中で現地の人に優しさをいただくたびに二人で心に決めていたことがあります。

日本で外国の人を見かけたら

「日本へようこそ」

って心から言える人でいようね、ということでした。

 

外国人観光客の多い沖縄で観光客みんなに

「welcome to Japan!」

と言って歩くとただの変人になるのでやりませんが…笑

心の中でそう唱えながら、すれ違いざまにニコッとするように心がけています。

 

頭を英語モードに切り替えていざミキさんのお家へ。

するとめちゃくちゃ美男美女がお出迎えしてくれました。

 

 

名前はファビとグレッタ。

ドイツのベルリンよりも少し西の町の出身だそうです。

 

はじめましてをしてから色んな話をしました。

日本でどこを回ったのか、どこが素晴らしかったか。

日本人の人にどんなおもてなしをしてもらったかキラキラした瞳で話してくれたファビとグレッタ。

 

私たちもドイツを旅した時の話をたくさんしました。

どこの町に行って、そこの町でどんなドイツ人に会ってどんな親切をいただいてきたのか。

 

私たちが今回二人に会いに来たのはもうひとつ理由がありました。

それはドイツ人である彼らにありがとうを言うためです。

「ドイツではたくさんのドイツ人に親切にしていただいたから、ありがとう」

あなたたちとはドイツで会ったわけではないけど、たくさんのドイツ人に代わってありがとうを受け取ってね、と。

 

すると彼らは驚いた様子でした。

彼らが言うには、ドイツ人は新しいものや外から来たものに最初は拒否反応を示すそうです。

新しいものとか、外国人とか、ドイツにいるときはドイツ人はウェルカムとは反対のタイプだと思っていたと。

なのに私たちからは親切にしてもらった話しか聞かない

ドイツ人が外国人に優しくするなんて驚きだ！そう言っていました。

 

私たちはその話を聞いてびっくりでした！

私たちがバスキングをしていたからなのか、ドイツでは他のヨーロッパ諸国に比べてもたくさん親切な人に出会ってきたから…

 

逆に私たちも、ファビとグレッタが日本人にこんなに親切にしてもらったという話を聞いて驚くばかりでした。

 

 

 

そんな話をしたり

二人が快適に沖縄を旅できるように提案したり、おすすめしたり

必死な私たち。

 

 

▷▷畑の野菜をカップルにプレゼントするミキさん

 

▷▷畑の野菜で自炊して食べるファビとグレッタ（ベジタリアン）

 

気がついたら二回目に会う約束をしていました。

 

数日後彼らの滞在先まで迎えに行き、とある場所へ行ってきました。

名護市にあるオリオンビールパークです。

そう！彼らはドイツ人！

まだ19歳だけどそれがどうした！

ビールをこよなく愛すドイツ人なのです(｀・∀・´)

 

私も行ったことがなく、初オリオンビール工場にドキドキ。

のりのオーストラリアワーホリ仲間の“なっちゃん”も呼んで5人でオリオンビール。

 

英語力が乏しく専門用語の多い工場の説明は全く通訳できなかったけど

最後にお待ちかねのオリオン生ビール2杯サービスで乾杯♩

ドイツのオクトーバーフェストを思い出し楽しかったなぁ〜！

 

お土産コーナーではなんのために使う道具？コーナーをやったり（顔が渋めw）

 

グッズを試しにかぶらせてみたり（美男美女すぎ）

 

代わりに私たちも撮ってもらったり（イモ感ですぎ）

楽しんでもらえたかな＊

私たちは楽しかった！

 

本当をいえばそのままうちに泊まりにおいで〜と言ってあげたかったけど…

あいにく2DKに4人家族で住んでるので泊めさせてあげる余地がなく(´；ω；`)

早く自分たちの住み家を作って、いつでも泊まりにおいで〜と言えるようになりたいものです…。

 

 

今回ファビたちとお互いの国での体験を話していて思ったことがあります。

 

人って観光客に親切にしたくなる生き物なのかもしれない、ということです。

私たちも、ファビグレッタカップルもお互いの国でたくさんの優しさをもらった。

それってきっと

「せっかく自分の国にきてくれたんだから、自分たちの国のことを好きになって帰ってもらいたい」

という無意識の優しさなのかなって。

 

「会う人でその国の印象が変わる」

これは旅をしていて学んだことでした。

 

温かい人柄のミキさんの車に乗せてもらった時点できっと彼らは日本のことを、日本人のことを好きになってもらえてたと思います。

でも自分たちと過ごして日本のこと、沖縄のことをもっと好きになってほしい

頭では考えていないけど、心がナチュラルにそう感じていたのかもしれません。

ミキさんもまたそうだったのかな。

 

私たちは自分たちが焙煎したコーヒー豆を飲みやすい状態にしてプレゼントすることくらいしかできなかったけど、ようこその気持ちが伝わっていたらいいなと思います。

 

ドイツ人の彼らと会って、日本でおもてなしをする側になって初めて

旅中にたくさんの人たちにいただいていた優しさの意味をわかったような気がしました。

「日本のことを好きになってほしい」

「日本人のことを好きになってほしい」

「あなたたちの旅が素晴らしいものになりますように」

 

きっと世界中の彼らもこういう気持ちだったのかなと今ならわかります。

 

 

そして実は明日、とある方が沖縄に遊びに来てくれます。

旅中にオランダでものすっごくお世話になった河原さんです。

 

オランダで死ぬほどお世話になって温かい感情をたくさんプレゼントしてくれた河原さんが私たちの地元沖縄にやってくる。

恩返しのできる最高のチャンスをくれて最高でしかありません( ´ ▽ ` )

 

旅にでたからこそわかるようになった優しさの数珠つなぎ。

こうやってのんびりと少しずつだけど

世界でもらってきた優しさを次の人にお返ししていけたらいいな、と思っています。

 

 

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